こんにちは!
もってぃです!
今回は、理想のマラソン体型について解説していきたいと思います!
基本的に、体重は少ない方が良いと言われていますが、どれぐらいの体重が理想なのでしょうか!?
まずは、中長距離選手の理想体型について見ていきましょう!
中長距離選手の理想体型について

意外なことに、中距離選手は最もBMIが小さく、体脂肪率も小さい傾向にあることが研究で分かっています!(さまざまな距離での男性ランナーの人体測定プロファイルと体組成 – PMC)
この研究では、68人の大学生アスリート(20.7歳±2.05歳)を対象とした研究で短距離選手26人(200m、400m)、中距離選手22人(800m、1500m)、長距離選手20人(3000m、5000m、10000m)を人体測定変数と体組成を調査しました。
また、この研究は、アマチュアの陸上選手が対象となっているのではなく、地区大会や全国大会に出場するような選手(アカデミックアスリート)を対象とした研究です。
研究結果から短距離選手は、大きな体型であり、太ももの長さに比べて下肢(下半身)が短い、肩幅が広く、腰が狭い。加えて、筋肉質と細胞量が大きいという結果がわかりました!
長距離選手は細身の体型、長い脛、最大の皮下脂肪(お腹周りの脂肪)が特徴的であることがわかりました!
中距離選手は最もスリム(BMIが小さい)で、胴体が狭く、皮下脂肪が少ないという結果になりました!
結構意外な結果ではないでしょうか?
私は、長距離になるにつれて、余分な脂肪がなく、BMIが小さいイメージがありました。
私だけでなく、皆さんもそのように思っていた人は多いでしょう!
しかし、意外なことに中距離選手が最もBMIが小さく、皮下脂肪が少ない傾向があるみたいですね。
また、皮下脂肪に関しては、短距離選手が2番目に小さく、長距離選手よりも小さいことがこの研究で分かっています!
インドの大学生を対象にした研究では、短距離選手が最も皮下脂肪が小さいことがわかっています。
つまり、これらの研究で分かることは、短距離選手は、筋肉や骨格が大きくガッシリして見えますが余計な脂肪はなく、むしろ長距離選手の方が脂肪があるということです!
このようなことが起こる原因を以下で考えてみましょう!
なぜ長距離選手は短距離選手より皮下脂肪が多いのか?

なぜこのようなことが起きるのかを考えてみました!
大学での長距離選手は、3000mというより、5000m、10000mがメジャーであり、この2種目を走る人が多いと考えます。
5000mを超えるレースでは、ほとんどが有酸素性を占めると報告されています!
有酸素回路が使われる過程で必ず、脂肪が使われるわけです。
したがって、最低限の脂肪がないとエネルギーを供給できず、ある程度の脂肪が必要になるというのが答えでしょう!
短距離選手(200m、400m)は、クレアチンリン酸系+解糖系がほとんどの割合を占め有酸素系は使われないため、脂肪はお荷物になると考えられます!
これらの理由が、長距離選手の皮下脂肪が多い理由でしょう!
理想のマラソン体型について
上記の情報情報を踏まえて理想のマラソン体型について考えていきます!
研究の結果から以下のことがわかりました。
- 長距離(5000m以上)は走るために最低限の皮下脂肪を必要とすること
- 長距離選手は短距離選手よりはBMIが小さいこと。
- 長距離選手は短距離選手より筋肉や骨格が小さく、中距離選手と比較しても、太もも、臀部の大きさは小さいこと。
これらのことを考慮すると、
最低限の体脂肪率(8~10%程度)があり、余計な筋肉がない。(上半身の筋肉はもちろん、下半身の筋肉(主に臀部、太もも)に関しては、中距離選手よりも細いという結果になっているため、余計な筋肉はそぎ落とす方が望ましいと考える。)が理想のマラソン体型であると考えます!
まとめ

どうだったでしょうか?
長距離やマラソンにおいても体重を減らせば減らすほど、タイムが向上すると報告されています!
しかし、体脂肪を8~9%まで減らした状態で、BMIが高いのであれば、筋肉をそぎ落として体型を変形させる努力をしなければいけないかもしれません。
マラソントップ選手のBMIは17~19が多いです。
ここで話してるのはあくまで理想の体型でここまで絞る必要は決してありません。
マラソンを普段走っているような市民ランナーの方は20~23ぐらいがほとんどでしょう!
これは、一般的な数値では標準に当てはまり、病気にかからない理想の体型とも言えます。
上級者でタイムを少しでも上げたいような選手でなければ、ここまで無理をしてBMIを落とす必要はないでしょう!
体型どうこうよりも一番は走ることを継続して全力で練習に取り組むことが一番のタイムアップにつながると思います!
走ることのいい点として、「油物を気にせず食べれる」が挙げられと思うので、いっぱい食べてまた次元気に練習に励んでください‼
このブログが少しでも皆さんの役に立てば幸いです!